ICRU Report 95, Operational Quantities for External Radiation Exposure – Japanese Translation

Abstract Japanese Translation:

外部被ばくに対する放射線防護のための測定可能な実用量は,その性質上,測定不可能な防護量を補完するものである。実用量は,測定または計算によって放射線場の予測的および遡及的評価に使用される。個人線量計とエリアモニタリング機器は,実用量を示すように設計されており,実用量に関連付けられる放射線標準場で日常的に校正されている。

国際放射線単位測定委員会(ICRU)Report 39(1985)Report 43(1988)および Report 51(1993)における個人線 量 当 量 お よ び 周 辺 線 量 当 量 と い う 実 用 量 の 定 義 は,70 keV から 3 MeV までのエネルギー範囲の光子について,国際放射線防護委員会(ICRP)の防護量である実効線量(2007)の容認できる推定値を与えるものである。これより低い,または高い光子エネルギーでは,ICRU Report39/51 で定義された実用量は,それぞれ,防護量の著しい過大評価,または過小評価を示している。さらに,実用量への換算係数は,光子,電子,中性子という限られた粒子についてしか与えられていない。

本報告書では,これまでよりも防護量をより良く推定できる実用量の新しい定義を勧告する。広いエネルギー範囲の光子,電子,中性子,陽子,ミュー粒子*1,パイ中間子*2およびヘリウムイオンに対して,放射線場を記述する物理量―フルエンス,および光子については空気カーマ―からの換算係数を与える。本報告書は,機器の製造者および開発者がこれらの勧告に準拠した正確な測定値を提供できるよう,線量計と機器の更新に取り組むことを勧告する。また,本報告書は,国際機関と国の当局が次のことを認識すべきであることも勧告する。測定における防護量とより整合性の高い実用量の体系を実現するにあたっては,実施のコストと実現による便益とのバランスをとるため,段階的で慎重な時間をかけた適用が必要であろう。

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